子どもの歯ブラシ事故

27.04.18 / 投稿記事 / Author:

子ども、特に歩き始めの低年齢の時期は、顔や口などに外傷が起きやすい時期です。その中で、子どもが歯ブラシを口にくわえた状態で発生する事故は、致命的な損傷を引き起こす可能性があります。最近では、歯ブラシメーカーからも損傷を防止するため、さまざまな製品が販売されています。しかしながら、子どもの歯ブラシによる口腔領域の事故は減少していないことが判明しています。

年齢別の事故発生件数によれば、1歳6か月から2歳までの事故が最も多く全体の約3割を占めており、次いで1歳前半と2歳前半がそれぞれ全体の約2割です。

1~3歳の歯ブラシによる口腔損傷の原因では転倒が最も多く、次いで衝突、転落の順になっています。この時期の受傷要因の約6割が転倒であり、歩行運動の未熟な幼児期の初期に、歯ブラシをくわえさせたまま歩行させることの危険性が現れています。4590_0117236

事故の起きやすい1~3歳では、事故防止対策がとられた歯ブラシを使用することをお勧めします。歯ブラシ自体の材質が柔らかく、外力により変形することで事故を防ぐことを期待した製品も販売されています。

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