栄養と歯周病

05.10.22 / 投稿記事 / Author:

先日、歯科衛生士会の講習会がありました。

テーマは「歯科衛生士が行う歯周治療等における生活習慣指導〜食生活を中心に〜」講師は日本歯科大学新潟病院総合診療科大森みさきさんです。

栄養は欠乏すると欠乏症を起こす可能性があります。例えば、ビタミンAが欠乏すれば夜盲症、ビタミンD欠乏のお子さんはくる病といった診断になると思います。しかし、私たちはそういった栄養素が欠乏症と診断されるほどではないが摂取量が不足しているかもしれません。それが潜在性の欠乏状態でなんとなく体調が悪いという原因になっている可能性もあります。

ビタミンCの欠乏症は壊血病です。私は壊血病の患者さんをみたことはありませんが、おそらく潜在性の欠乏状態なのではないか?と思う方は多くいます。喫煙者の歯周病の患者さんです。ビタミンCは喫煙によって体内で大量に消費されてしまいます。歯周病は歯ぐきのコラーゲン繊維という組織が壊されてしまう病気です。コラーゲンは、タンパク質、鉄そしてビタミンCでつくられます。喫煙者の方は歯周病の治療をしてもなかなか歯ぐきが改善されないケースが多いのですが、ビタミンCが不足していることによって歯ぐきを構成する組織が作られにくいというのも一つの要因なのかなと思いました。

ビタミンCは野菜や果物に多く含まれます。当院では高濃度ビタミンC点滴も行っているので、歯周治療をされるときに一緒に行うことで早く回復する効果が期待できます。

患者さんの生活習慣を知ることも改めて大事だなと思いました。

赤堀

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