今月の掲示板
23.03.18 / 投稿記事 / Author: maruyama
当院の待合室には掲示板があり、毎月掲示物が更新されています。
今月の掲示板には私、赤堀が作成している物が3枚あります。順番に回って来るのですが、偶然にも(?)3つとも当番が重なってしまったのです。幸い、あらかじめこうなることはわかっており、事前に用意していたので無事に掲載できました。いつもは、期限ぎりぎりにならないと行動しない私ですが、やはり早めに行動することは大切だなと思いました。
話はかわりますが、私は心理学の様なものが好きで最近本を購入しました。そのなかに、面白いと思ったものがあるので、紹介します。
実験A
被験者である老人ホームの入所者に観葉植物を配る。
Aチームの老人は・・・ 自分で植物の世話をしてもらう。
Bチームの老人は・・・ 職員が植物の世話をする。
結果
・・・半年後
Aチームは15%の人が亡くなった。
Bチームは30%の人が亡くなった。
実験B
学生が定期的に老人ホームを訪問します。
Aチームの老人は・・・ 学生の次の訪問日と訪問時間を決めてもらう。
Bチームの老人は・・・ 学生が次の訪問日と滞在時間を告げる。
結果
・・・2か月後
Aチームは健康で活動的で、薬の服用量が少なかった。
・・・しかし実験終了の数か月後
Aチームの死亡者数が極端に多かった。
(実験が終わった後、コントロール権を奪われたため)
自分でコントロールできることがあると、幸せで健康的な生活を維持できる。
ハーバード大学 社会心理学者エレン・ランガーと心理学者ジュディス・ロディンの実験より
解説では、期限ぎりぎりで取り掛かるのには、自由が無いためよくないそうです。余裕をもって、これまでにやると決めることが自分でコントロールしているということなのだそう。
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