歯石
10.06.14 / 投稿記事 / Author: maruyama
みなさん、こんにちは! 衛生士の田島です。
私たち衛生士は毎日歯石取りをしています。
歯石とはなんでしょう?
歯石とは、歯の周りにつく作られる石のようなものです。プラーク(細菌の塊)が唾液の中のカルシウムやリンなどのミネラル成分と結びついて石のように固くなったものを歯石と言います。
唾液の中には虫歯にならないように、大量のミネラル成分が含まれています。
歯磨きをしても磨き残し部分があるとミネラル成分豊富な唾液と結びつき、約48時間で歯石になってしまうと言われています!!
歯石にも、大きく2種類に分かれます。
一つ目は歯茎の上にできる歯石です
。少し黄色で、プラークと唾液によって作られたもの。こちらは比較的に軟らかいです。
二つ目は歯茎の中にある歯石です。プラーク、唾液に加え血液によって作られたものです。
歯石の中に血小板など血液を固める成分が凝縮されるため、硬く歯にこびりつき、赤黒い色をしています。年月が経てば経つほどさらに硬くなってしまいます。
歯茎の中に器具を入れて強くこびりついた歯石を一回の処置に数本ずつ除去していくため時間と回数がかかります。
ずっと歯科医院でクリーニングされていない方や、磨き残しが多い方、デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助器具を使用していない方などはこちらの様な硬い歯石が付着してしまっている方が多い傾向にあります。
硬い歯石になってしまう前に、歯茎より上にできた軟らかい歯石を定期的に除去されるのがお口を健康に保つ秘訣です!!
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